Hizukuri(ひづくり)
Client: 有限会社正次郎鋏刃物工芸 / 2018
プロダクトデザイン、パッケージデザイン
ひづくりは江戸・東京伝統の刃物造りの技法「総火造り」で造られたナイフです。
鋼と地鉄を合わせ、千度の炎で熱し、鎚で打ち延ばす作業を繰り返して造られる「三層構造の刃」が優れた切り味を生み出します。
あらかじめ三層構造で造られた既成品を加工して造られる刃物もありますが、正次郎鋏刃物工芸様では、この三層構造をゼロから造り出します。
また、刃先の製造工程においても、型を使わず手作業でそのフォルムを造りだしています。
こうした作業は「自由鍛造」とよばれ、日本刀造り由来の高度な職人技が活かされています。
ナイフの刃先は、角刃、丸刃の2種類を揃えました。
商品仕様
・材質:刃 / 極軟鉄、鋼鉄 グリップ、鞘 / 木(サクラ)
・製品サイズ:W230 D13 H26 mm
・価格 : 13,000(税抜)
2018「東京手仕事」商品発表会
東京の伝統工芸品の魅力を国内外へ発信するプロジェクト「東京手仕事」において、有限会社 正次郎鋏刃物工芸様と共にデザイン開発したナイフ「ひづくり 」(デザイン : 山口英文 / Caro inc.)が、ファイナリスト10点に選ばれ、2018年5月29日に商品発表会が開かれました。